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「Mission100展」|Creative Space Akademeia Tokyo

原宿のキャットストリートにあるアートギャラリー「Creative Space Akademeia Tokyo」にて、イソマグロ突きの世界観を表現した「Mission100展」を行いました。

スチールメンバーの写真家・野口智弘が中心となり展示をディレクションし、写真、パネル類、そして会場に設置された様々な小道具で、イソマグロを狙う水中ハンティングの世界を表現しました。

原宿のど真ん中に魚突きの写真が!こんなの魚突き業界で初めてです。

会期中には4回にわたってトークショーを開催。
2024年遠征報告会に加え、ゲストをお招きしてのクロストークも行いました。

一人目は、空撮写真家の山本直洋さん。山本さんはモーターパラグライダーを操縦しながら世界各地を空撮し、地球の姿を捉え表現を続ける唯一無二の写真家です。世界七大陸の最高峰を全てモーターパラグライダーで空撮するという「Above the Seven Summits Project」に挑戦中で、成功すれば世界初となります。モーターパラグライダーは、プロペラとエンジンを背中に背負って、自分が飛ぶ乗り物です。生身で空をとびます。山本さんの作品からは、ドローンにはない力を感じます。山本さんが直接その光景を収めてくる、その高度感、張り詰めた空気の冷たさ、気流、そして山本さん自身の心の動き。そういったものをありありと感じる写真です。

二人目は、映画監督の石川梵さん。梵さんの代表作として「くじらびと」というドキュメンタリー映画があります。これはインドネシア・レンバタ島に今なお残る生存捕鯨の文化を、現地に30年余りにわたって梵さんが通って収めた映画です。船から飛び込んで、マッコウクジラにモリを打ち込む漁師は”ラマファ”と呼ばれ、村人の尊敬を集めています。自分は、梵さんとの話しの中で「一番最初にクジラに挑んだ人物は、なぜ挑んだのか」そう思いました。彼らはクジラだけを獲って生きているわけではありません。当然、クジラは頻繁に取れる獲物ではないので、普段はマンタやサメ、魚を獲っているそうです。では、なぜ、彼らの祖先は危険を冒してクジラに挑んだのか。そこに、自分と同じ内的な衝動の痕跡を感じたのでした。

二週間にわたって実に様々な方にお越しいただきました。
皆様ありがとうございました。
知られざる海中の世界、そしてスピアフィッシングにおける命の駆け引きの世界について、少しでも感じていただけたら幸いです。